「変革」という言葉は、良きにつけ悪しきにつけ慣れ親しんだものを全く違う新しいものに作り変える場合に使われますが、我々が生きる環境はまさに「変革の時代」といって も過言ではないでしょう。政治、教育のみならず企業の形態や家庭環境といった身近な話題にしても同様です。変革を終え早く新しいモチベーションを確立させて欲しいという 声は新聞紙上のみならず至る所で拝聴することが出来ますし、今後更に高齢化社会を迎える日本という国にとっては安定した国政を確立することが至上命題でありましょう。
しかし我々若い世代にとっては、凪いでいることを善しとしてこれを当たり前と捉えてしまうと歩を前に進めることが出来ません。「挑戦」、これこそが若い世代の特権であり、新しいモチベーションを確立させるパワーの源であります。「夢」、「志」、「希望」といった内から迸る熱き「想い」を秘め、その想いを具現化するためにとる行動こそが若い世代にとって真の「変革」であると考えております。
かつて｢君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす｣という儒教的な観点から美徳を見出したのは士道ですが、これは武士のみならず現代社会においても十分通用するアイデンティティーです。これら日本人としての心を支えに、明確な目的意識と強固な
意志、そして自らに出来得ることを模索する問題意識をバックボーンとした企業活動を目指していきます。
我々が考えている以上に電気工事業界が果たすべき役割は大きく、また求められているものも大きいと思います。その期待に応えるためにもまずは自分を見つめ直し、ひとつずつ目の前の扉を開けステップアップを図っていかなければなりません。その道を大いなる志とともに、社員一丸となり切り拓いてまいります。